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眠りの舞台裏: レム睡眠とノンレム睡眠について

睡眠は私たちの健康に欠かせない重要な要素ですが、その中でも特に興味深いのが「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」です。これらの略語は、Rapid Eye Movement(レム睡眠)とNon-Rapid Eye Movement(ノンレム睡眠)の頭文字から来ています。今回は、これらの睡眠サイクルがそれぞれ何をしているのか、その舞台裏に迫って書いてみます。

ノンレム睡眠: 穏やかな休息の時間

ノンレム睡眠は、深い眠りの段階であり、さらに3つのサブステージに分かれます。

  1. ノンレム1(N1): 眠りの入り口
    • この段階では、体が眠りに入るために準備を始めます。心拍数や呼吸がゆっくりになり、筋肉の緊張がほぐれます。
  2. ノンレム2(N2): 軽い眠り
    • ここでは、深い眠りに向けて徐々に進んでいきます。体温が下がり、眼球運動も減少します。
  3. ノンレム3(N3): 深い睡眠
    • これが真のリフレッシュの瞬間です。体が修復され、成長ホルモンが分泌されます。この段階での目覚めは難しく、外部の刺激にも敏感ではありません。

レム睡眠: 夢と脳の活動

レム睡眠は、ノンレム睡眠とは対照的な状態で、非常に活発な脳の活動と特徴的な目の動きが見られます。

  1. レム1(R1): 軽いレム
    • 最初のレム睡眠では、脳波が活発になり、心拍数や呼吸も不規則になります。目の動きが速くなり、夢を見る可能性が高まります。
  2. レム2(R2): 深いレム
    • さらに深いレム睡眠では、筋肉が完全に弛緩し、夢がより活発になります。脳は情報を整理し、学習を促進します。

サイクルを繰り返す

これらのノンレムとレムのサイクルが90〜120分ごとに繰り返され、一晩中に数回サイクルが行われます。このサイクルを通じて、体は休息し、脳は活動し、私たちが健康でバランスの取れた生活を送るための準備が整います。

睡眠は単なる休息だけでなく、身体や脳の機能を維持し、向上させる重要なプロセスであることがわかります。良質な睡眠を確保することは、日中のパフォーマンスや健康に大きな影響を与えることを考えると、非常に重要です。安眠ヨガを取り入れて良質な睡眠を確保しませんか?